[204] 首相は仲直り… ― 2012/08/12 14:50:05
とつぜん…
これまで、パプアニューギニアでは、首相の座を争って揉めていたことは、このブログでも、[193] 前首相の復権、[194] 政府も揺れれば地面も揺れる、[198] 地滑り&反乱騒ぎ、[199] PNGで起きていること、さらには[202] 2人の首相⇒ゼロ人の首相…などで紹介してきましたが、選挙の結果がおおよそ見えた7月24日、これまで争ってきたオニール(O'Neill)首相とソマレ(Somare)首相が突然和解し、他の首相経験者も交えて握手して会見しました。
(ほぼ)皆で仲直り…
その後、8月3日(金)には、国会が開かれ94対12の圧倒的な差でオニール氏が首相として選出され、8月10日(木)に新しい閣僚が発表されました。国会の開催の際には、正式な議長選出のプロセスを進行する仮議長に、これまで国会と対立してきた最高裁長官を指名するなど、これまでの争いが全面的に氷解する一方で、昨年8月にソマレ前首相を追放しオニール新首相を誕生させた際に協調したナマ(Namah)前副首相側がオニール新政権から完全に外され、野党側に転じました。選挙前には「選挙後も連合する」旨を約束していた両者ですが、あまりにもナマ氏の首相狙い路線があからさまだったのかもしれません…。いかにも、メラネシア的、南太平洋的な(徹底的な争いには発展せずに、話し合いで)解決と言えそうです。もっとも、ウラでは、どれだけのカネがうごいたのか?という話もあり、真相はわかりませんが…
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