[206] 芸術の秋2012/10/29 19:59:01

購入した絵

季節感

当たり前の話ですが、パプアニューギニア(PNG)に四季はありません。南回帰線と赤道の中間くらいに位置しているので、ほぼ一年中、夏です。ただ大雑把に言えば、日本の夏は(南半球ですから、日本とは逆で)涼しく、朝は23℃くらいまで下がり、湿度も低く寒いくらいに感じるのでタオルケットを掛けて寝ています。逆にこれからの日本の冬は、暑くなってきて、雨も多く湿度も高くなります。でも、もちろん日本のような季節感はなく、タイトルにあるような芸術の秋というわけにはいきません…。

クラフト・マーケット…

毎月最終土曜日には、インターナショナル・スクール←このサイトにも、クラフト・マーケットの記述と写真がありますの校庭(というのかなぁ…)で、手工芸品などを中心としたマーケットが開かれます。ここで、以前から気になっていたのは、オーストラリアのアボリジニの絵に似た雰囲気の作品。これまで大きな作品は日本に持って帰っても飾る場所に困るし…などと躊躇していたのですが、この前の土曜日、比較的小さいながらも結構気に入った作品を発見。「いくら?」と聞くと、写真の左側(W40cm×H30cm:よく見ると、月や人、カニなどがいるのがわかる)が150キナ(約6,000円、1キナ≒40円、以下同。)、次に右側(W20cm×H30cm)の値段も聞いてみると、50キナ(約2,000円)と言われました。(これまでに聞いていたのに比べて)意外と安いなぁ…と思いつつ、言い値で買うなどゼッタイにあり得ませんっ

ちょっと、欲しげな顔立ちで見続けていると、一気に「左側を買ったら、右側も一緒につける」と、つまり両方で150キナ、一挙に25%ダウン。実際、このくらいで買ってもいいと思ったのですが、あいにく財布の中には130キナ少ししかありません…。ワザと財布の中身まで見せながら(こんなこと、フツーはしないし、良い子の皆さんは比較的安全と言われているクラフト・マーケットの中でもゼッタイにやってはいけません)、「130しかないよぉ…」などと言ってみます。最初は「後で追加を持ってくればいいよ…」などとシブっていた相手ですが、わりと早く「じゃぁ、それでいい」ということで商談成立 めでたく二つゲットであります。感触的には、もっと粘れば、もっと下がったのではないかと思います…、がぁ…

定価

昨今は日本でも「価格破壊」なのかもしれませんが、そもそも定価なんて無い世界の方が多いのではないでしょうか? 「定価はない」けど「適価はある」、と思います。適「正」価格ではない、「正しい」ではなく、売り手と買い手が合意した価格です。時には、同じモノを買って、半分、いや1/10くらいで買っている人もいれば、もっと何倍も払っている人もいると思います。でも、双方が納得すれば、それが適価だと思うのです。実際、自分も今回、もっと下がらなくてもよいと納得して買ったのですから…そして、今、部屋に飾って、かなり満足しています