[112] ジャカルタの日々2007/12/16 01:48:58

今年もあと2週間…

というわけで、ジャカルタから戻ったのが1月末だったから、もう11ヶ月、年が明ければ、すぐ1年経ってしまいます。今年の夏は、本当にいつまで続くのか、ずっと暑いままじゃないのか?と思っていたら、やっぱり寒くなりました。当たり前か。帰国した時は真冬でしたが、暑かった夏からの季節の変化を味わうのは4年ぶりということで、なんだか新鮮です。

インドネシアに関する掲示板

まぁ、そんな感傷に浸る中、先日、久々に懐かしいよろずインドネシアという、インドネシア関連情報のサイトを見ていたら、掲示板でこんなメッセージを見つけ、読みながら、思わずウル2してしまいました。いつも海外で一緒になる友人が「最近、すぐ泣いちゃうよぉ」と言っていましたが…ちなみに、掲示板のメッセージで出てくる「パパイヤ」というのは、果物ではなく、ジャカルタの日本食を扱うスーパーの一つです

私自身は、お会いしたこともない(お名前はお聞きしたことがありますが…)方もこのメッセージに実名入りで登場していますし、内容についても、すべてわかるわけではありません。したがって、その真偽については、私はなんとも言えないのです…

しかし、このメッセージを読んで思い出されたのは、書き出したら本当に書ききれない、書きたくてもかけないような話!まで含めて、2回の滞在の約6年近くの間に経験した、本当に沢山の出来事であります。メッセージに出てきている内容とは違えども、その根底の部分になんとも表現し難い共感を覚えます。

このメッセージの前

実は、このメッセージの前には別のメッセージがあって、このスレッドでの「店員さんの態度」をキッカケにした議論に対して、「みなさん、熱くなってるけど、(そんな議論ができるくらいインドネシアは)平和になったんだ」との筆者の感想に繋がっているのです。

実は、お恥ずかしながら、このスーパーで私自身もブチ切れたことがありまして…。まぁ、基本的には日本食を扱う店。生鮮食料品から加工品、お菓子、日用品やら、本当に日本のスーパーと変わらないと言えるでしょう。というわけで、お値段も当然のことながら日本価格に更に輸送代が上乗せされてます(当たり前!)。船便で持ってこれるのはまだしも、航空便で輸送される商品は相当高いわけです。で、店員の人たちも日本人客向けに(かなり)教育されているので、つい2「全てに日本標準を」期待してしまったりしますが…

ある日、レジで並んでいると、その日は何故か時間がかかっていて…。そして、やっと自分の番になって、という時に、レジのお姉さんが、後ろから割り込んだインドネシアの人(まぁ、1品しか持ってなかったのですが…)のレジ打ちを(一言、断ってくれればいいのに)何も言わずに、(当然の如く)先に始めたので…。さらに、そのお姉さん、(私が怒ったら)すぐに「ごめんなさい」と謝ったのがいけなかったのです。私にしてみれば、「『あなたがボクに断りもせずに(後の人のレジ打ちを)始めたこと』にボクが怒ったという、その理由を全く理解していないのに、とりあえず『怒られたから謝った』でしょ!」という、スゴい理屈。まぁ、この裏には、こういうケースでは、まず絶対に「相手は謝らない」という積み重ねた経験があるわけで、なのに、即刻「謝罪の言葉が出た」というのは、(とりあえず、「日本人客には謝れ」という)極めてマニュアル的な教育だ!というのが、怒りに拍車をかけたのであります。2回目の滞在ともなると、こんなひねくれた怒り方もするようになるのか?と、今、思うと我ながら呆れる次第であります…

まぁ、レジのお姉さんは、「(私に向かって)目で合図したつもりだったのかも?」と、後から冷静に考えれば実に大人げないのですが、普段から空港のチェック・インやらホテルのレセプションやらで並ばない人々に辟易している(これは、多くの経験者の共感を得られると確信しますネ)し…。で、どこかに「ここは(品物も値段も)日本のスーパー」みたいなイメージがあるから、ちゃんと「日本式でいけよぉ」みたいな気持ちがあったのでしょう…。

そんな、こんなで…

一方では、大した買い物でもないのに、お姉さんに「ニコッと」微笑まれたりすると、なんとも言えず心が和んだり。人間って、勝手なもんです。ちょっとしたことに感激したり、ふとしたキッカケでブチ切れたり、という生活も過ぎ去ってみれば、懐かしき想い出。ある意味、あの程度のことでブチ切れてられたのは、本当に平和なことかもしれないと、改めて思い出し、反省したのであります…先日も、大人になりきれずに周囲に気を遣わせてしまったし…まだまだ、人生の修行が足りないようでございます…

お断り:リンク先のメッセージも含め(メッセージ中で)取り上げ(られ)ている特定の店舗を推奨/批判したり、また特定の個人を礼賛/非難したりする意図はございません。