[183] 下水処理2011/07/31 14:22:28

写真:沼の向こう側(右奥)の土管から汚水が流れ込んでます

首都の下水

先日、パプアニューギニアの首都ポート・モレスビーの下水処理の様子を見てきました。現在、下水道の一部と下水処理場の改善を実施中ですが、現時点では、基本的に垂れ流しであります。地形的には、海の近くにまで小高い丘というか小山がせまっているので、海側は海へ、山側は内陸の沼に流していく状態です。

環境保全

今、パプアニュービニアの人口は約600万人と言われ、ポート・モレスビーは45万とも60万とも言われています(実態としては100万人という説もあります)。かつては、自然の浄化力の方に余力があって、それで済んでいたのでしょうが、だんだんと都市に人口が集中してくると、自然の力が追いつかなくなります。そうすると、ある一定のレベルまで人工的に浄化し、処理済みの水を自然に還さないと、いけなくなってしまいます。太平洋の島国も、そういう流れに巻き込まれてしまっているのでしょう…